残暑の挨拶|書き出しと結びの例文をビジネス・手紙別に

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8月も後半に差しかかると、手紙やメールの書き出しに「そろそろ暑中見舞いではない気がする」と迷うことはありませんか。この時期にふさわしいのが「残暑の挨拶」です。

残暑の挨拶は、はがきだけでなく、ビジネスメールや友人への手紙でも使える便利な言い回しです。この記事では、書き出しと結びの例文を、ビジネス・手紙の場面別にそのまま使える形でまとめました。時期の目安や目上の人への配慮も合わせて紹介します。

目次

残暑の挨拶とは?暑中見舞いとの違い

残暑の挨拶とは、立秋を過ぎてもなお暑さが残る時期に、相手の体調を気づかって送る季節の挨拶のことです。はがきの「残暑見舞い」だけを指すわけではなく、手紙・メール・ビジネス文書の書き出しや結びに使う言い回し全般を含みます。

「残暑の挨拶」が指すもの

「残暑の挨拶」と聞くと、はがきの残暑見舞いを思い浮かべる方が多いかもしれません。実際には、もっと広い意味で使われます。

  • はがきで送る「残暑見舞い」
  • 手紙やメールの冒頭に置く「時候の挨拶」
  • 文末を締めくくる「結びの挨拶」

つまり、残暑の挨拶は「夏の終わりの言い回しのまとまり」と考えると分かりやすいです。送る手段が何であっても、暑さを気づかう一文があれば残暑の挨拶になります。

暑中見舞いの挨拶との違い

暑中見舞いと残暑の挨拶は、使う時期で区別します。境目になるのが「立秋」です。立秋より前なら暑中見舞い、立秋を過ぎたら残暑の挨拶に切り替えます。

種類使う時期代表的な言い回し
暑中見舞い立秋の前まで暑中お見舞い申し上げます
残暑の挨拶立秋を過ぎてから残暑お見舞い申し上げます

暑中見舞いとの細かい時期の違いや、はがきそのものの送り方は、別の記事でくわしく解説しています。

残暑の挨拶はいつからいつまで使う?

残暑の挨拶を使うのは、立秋から8月末までが基本の目安です。立秋は暦の上で秋が始まる日で、2026年は8月7日にあたります。この日を過ぎたら、挨拶の言葉を「暑中」から「残暑」に切り替えます。

立秋(2026年は8月7日)から8月末まで

残暑の挨拶には「ここまで」というはっきりした決まりはありません。ただ、慣習として8月末までに送る人が多く、それを目安にすると安心です。

残暑の挨拶の時期の目安

始まり:立秋(2026年は8月7日)から

終わり:8月末ごろまで

立秋の日付は年によって変わるため、その年の暦を確認しておくと確実です。

はがきで送る場合の細かい時期の考え方は、こちらの記事でまとめています。

9月に入ったら使える言い換え

9月に入ると「残暑」という言葉が少しなじまなくなってきます。とはいえ暑さが続く年も多いため、表現をやわらげて使うのがおすすめです。

  • 「初秋の候」など秋の言葉に切り替える
  • 「朝夕はいくぶん過ごしやすくなりました」と季節の移ろいに触れる
  • 「厳しい残暑が続いておりますが」と、まだ暑い実感を添える

9月でも暑さが残っているなら、相手への気づかいの気持ちが伝われば問題ありません。

残暑の挨拶の基本構成(書き出し・主文・結び)

残暑の挨拶は、大きく3つのまとまりで組み立てると書きやすくなります。書き出し・主文・結びの順に並べるだけで、形が整います。

文章の組み立て方

手紙でもメールでも、流れは同じです。次の順番を意識すると、迷わず書けます。

STEP
書き出しの挨拶

「残暑お見舞い申し上げます」など、季節の挨拶で始めます。

STEP
主文(伝えたいこと)

近況報告やお礼、用件など、本当に伝えたい内容を書きます。

STEP
結びの挨拶

相手の体調を気づかう一文で締めくくります。

目上の人への配慮(「お見舞い」→「お伺い」)

気をつけたいのが、目上の人への言葉づかいです。「見舞う」という言葉は、本来は目上の人に使うと失礼にあたるとされています。

そのため、上司や恩師、取引先などには「残暑お見舞い」ではなく「残暑お伺い申し上げます」とするのがていねいです。

友人や同僚には「お見舞い」のままで大丈夫。相手によって使い分けると安心ですね。

【書き出し】残暑の挨拶の例文

残暑の挨拶の書き出しは、相手やシーンによって少しずつ言葉を変えると印象がよくなります。ビジネスではかしこまった表現、手紙では親しみのある表現が向いています。

ビジネスで使うかしこまった書き出し

ビジネスでは、漢語調の「〜の候」から始めると改まった印象になります。そのまま使える書き出しを挙げます。

  • 残暑の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
  • 晩夏の候、皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
  • 残暑厳しき折、貴社いよいよご繁栄のこととお喜び申し上げます。

「〜の候」は少し堅いと感じる場合は、「残暑なお厳しい毎日が続いておりますが」のような口語調にすると、やわらかい印象になります。

手紙・カジュアルな書き出し

友人や家族への手紙では、肩の力を抜いた書き出しが合います。季節感を出しつつ、相手を気づかう一文を添えます。

  • 立秋とは名ばかりの暑さが続いていますが、お元気ですか。
  • 厳しい残暑が続いていますね。夏バテなどしていませんか。
  • 暦の上では秋なのに、まだまだ暑い日が続いていますね。
書き出しのコツ

ビジネスは「相手の繁栄を喜ぶ言葉」、カジュアルは「相手の体調を気づかう言葉」をセットにすると、自然な書き出しになります。

【結び】残暑の挨拶の例文

結びの挨拶は、相手の体調を気づかう言葉で締めくくるのが基本です。書き出しと同じく、ビジネスとカジュアルで言葉のトーンを変えます。

ビジネスの結び

ビジネスでは、相手の健康と会社の発展の両方に触れると、ていねいな締めになります。

  • 残暑厳しき折、くれぐれもご自愛くださいませ。
  • 末筆ながら、皆様のご健勝とご繁栄を心よりお祈り申し上げます。
  • 暑さはまだ続きますが、どうぞお体を大切にお過ごしください。

手紙・カジュアルな結び

親しい相手には、やさしく語りかけるような結びが向いています。次の暑さや会える日に触れると、温かみが出ます。

  • もうしばらく暑さが続きそうですが、体に気をつけてね。
  • 夏の疲れが出るころなので、無理をしないでください。
  • 涼しくなったら、ぜひゆっくり会いましょう。

シーン別・残暑の挨拶のそのまま使える例文

ここまでの書き出しと結びを組み合わせて、すぐ使える全文の例を紹介します。主文の部分を自分の用件に置きかえれば、そのまま使えます。

ビジネスメールの全文例

取引先へのビジネスメール例

残暑の候、貴社ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。平素は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、先日お打ち合わせいただいた件につきまして、改めてご連絡を差し上げます。詳細は添付の資料をご確認いただけますと幸いです。

残暑厳しき折、くれぐれもご自愛くださいませ。今後とも変わらぬお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。

友人・親しい人への手紙の全文例

友人への手紙例

厳しい残暑が続いていますが、お元気ですか。こちらは家族みんな、なんとか元気に過ごしています。

夏休みに送ってくれた写真、とてもうれしかったよ。子どもたちもすっかり日焼けして、楽しい夏になったみたいですね。

もうしばらく暑さが続きそうですが、体に気をつけてね。涼しくなったら、またゆっくり会えるのを楽しみにしています。

はがきで相手別に送りたい場合の例文は、こちらの記事にまとめてあります。

よくある質問

残暑の挨拶はいつから使えますか?

立秋を過ぎてからが目安です。2026年の立秋は8月7日なので、それ以降は「暑中」ではなく「残暑」の言葉に切り替えます。

9月に残暑の挨拶を使ってもいいですか?

暑さが続いていれば使えます。ただし「初秋の候」など秋の言葉に切り替えるか、「厳しい残暑が続いておりますが」と添えると、より自然です。

目上の人にも「残暑お見舞い」でいいですか?

「見舞う」は目上の人には失礼とされるため、「残暑お伺い申し上げます」とするのがていねいです。友人や同僚には「お見舞い」で問題ありません。

まとめ

残暑の挨拶は、立秋から8月末ごろまで、暑さが残る時期に相手を気づかう季節の言葉です。はがきに限らず、手紙やメール、ビジネス文書の書き出しと結びに幅広く使えます。

残暑の挨拶のポイント

時期は立秋(2026年は8月7日)から8月末が目安

ビジネスは「〜の候」、カジュアルは口語調で書き分ける

目上の人には「お見舞い」ではなく「お伺い」を使う

書き出しと結びの型さえ押さえれば、あとは主文を入れ替えるだけで完成します。この記事の例文を参考に、相手に合わせた一通を仕上げてみてください。

季節ごとの挨拶文をもっと知りたい方は、8月の挨拶文をまとめた記事も参考になります。

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