5月のおたよりは、新緑のさわやかさと新生活が落ち着いてきた頃の安心感、この2つを文章にのせるとぐっと書きやすくなります。とはいえ、毎月のおたより作成は時間との勝負ですよね。
この記事では、保育園・幼稚園の園だより、小中学校の学級通信、PTA・保護者会の連絡文書まで、用途別にコピペで使える5月のおたより文例をまとめました。書き出しから結びまで、そのまま組み合わせるだけで完成するように構成しています。

「書き出しが毎月マンネリで…」という方、ぜひ気に入った文例を見つけていってくださいね。
5月のおたよりに使える時候の挨拶【上旬・中旬・下旬】
5月は「立夏」を境に暦の上では夏に入る月。上旬・中旬・下旬で使う言葉を変えると、季節感のあるおたよりに仕上がります。まずは時期別の定番フレーズを押さえておきましょう。


上旬の挨拶(5/1〜5/10)|立夏・新緑・八十八夜
上旬はゴールデンウィークと立夏(5月5日頃)が重なる時期です。「新緑」「若葉」「八十八夜」「立夏」といった言葉が季節感を出すキーワードになります。
- 新緑がまぶしい季節となりました。
- 八十八夜が過ぎ、初夏の風が心地よく感じられる頃となりました。
- こいのぼりが青空に元気よく泳ぐ季節になりました。
- ゴールデンウィークも明け、子どもたちの元気な声が園庭に戻ってきました。
- 立夏を迎え、暦の上では夏のはじまりです。
中旬の挨拶(5/11〜5/20)|薫風・若葉
中旬は「薫風(くんぷう)」がもっともしっくりくる時期です。風がさわやかに新緑の香りを運ぶイメージで、フォーマルにもカジュアルにも使える便利な言葉です。
- 薫風さわやかな季節となりました。
- 若葉が日に日に色濃くなっています。
- 母の日が過ぎ、子どもたちの優しい気持ちに触れた一週間でした。
- 新緑の木々が校庭を彩り、過ごしやすい日が続いています。
- 窓を開けると心地よい風が入る季節になりました。
下旬の挨拶(5/21〜5/31)|初夏・梅雨入り前
下旬は気温が上がり、初夏の気配が強まる時期。「初夏」「青葉」「向暑(こうしょ)」「梅雨入り前」といった言葉で、季節の移ろいを表現できます。
- 初夏の日差しが気持ちよい季節となりました。
- 青葉が目にしみる頃となりました。
- 運動会の練習にも熱が入る、汗ばむ日が増えてきました。
- そろそろ梅雨入りも近づき、晴れの日が貴重に感じられます。
- 日中は半袖で過ごす子どもも増え、夏の足音が聞こえてきました。
- 上旬:新緑・若葉・八十八夜・立夏・こいのぼり
- 中旬:薫風・母の日・新緑・初夏
- 下旬:初夏・青葉・向暑・梅雨入り前・運動会
保育園・幼稚園の園だより/クラスだより文例
保育園・幼稚園のおたよりは、保護者に「子どもの様子が伝わる」ことが何より大切です。新年度から1か月、慣れてきた子どもたちのエピソードを盛り込みましょう。
書き出し文例(5パターン)
そのままコピーして園名や子どもの様子だけ入れ替えれば使える書き出しを5つ用意しました。フォーマルすぎず、保護者に語りかけるトーンが基本です。
- 新緑がまぶしい季節となりました。新しいクラスにも慣れ、お友だちと笑い合う姿が増えてきた○○組の子どもたちです。
- こいのぼりが園庭を泳ぐ季節になりました。「およいでる!」と指をさす子どもたちの表情がとてもかわいらしいです。
- ゴールデンウィークが明け、少し日焼けした顔で登園してくる子どもたち。お休みの思い出話に花が咲いています。
- 新年度が始まって早一か月。「先生、これ見て!」と次々に話しかけてくれる声に、毎日元気をもらっています。
- 薫風さわやかな季節となりました。お散歩で見つけた春の花や虫を、宝物のように見せてくれる子どもたちです。
子どもたちの様子を伝える文例(年齢別)
0歳児・3歳児・5歳児では発達段階が大きく異なるため、文例も年齢に合わせて使い分けます。具体的なエピソードを1つ入れるだけで、ぐっとリアル感が出ます。
0〜1歳児クラス
- 少しずつ保育士の顔を覚え、抱っこを求めて手を伸ばしてくる姿が見られるようになりました。
- お外で見つけた花や葉っぱを「あー!」と指さして教えてくれます。
- 離乳食もモグモグ上手になり、口を大きく開けて待つ姿がかわいらしいです。
2〜3歳児クラス
- 「これなあに?」「どうして?」の質問が増え、好奇心いっぱいの毎日です。
- お友だちと手をつないでお散歩できるようになり、成長を感じます。
- こいのぼり製作では、シール貼りに夢中になっていました。
4〜5歳児クラス
- 新しい当番活動にも慣れ、年長としての自覚が芽生えてきました。
- 友だち同士で「次はこうしようよ」と相談しながら遊ぶ姿が印象的です。
- 運動会に向けて、かけっこやリレーの練習が始まりました。
結びの挨拶文例
結びは「健康面への気遣い」と「保護者へのお願い・感謝」をセットにすると締まりが良くなります。
- 気温の変化が大きい季節です。衣服の調節がしやすいよう、上着の持参をお願いいたします。
- 連休明けで疲れが出やすい時期です。ご家庭でも早寝早起きを心がけてあげてください。
- これからも子どもたちの「できた!」を一緒に喜んでいけたらと思います。今月もよろしくお願いいたします。
- 暑くなってくる季節ですので、汗ふきタオルや着替えのご準備をお願いいたします。
小学校・中学校の学級通信/学年だより文例
学校のおたよりは保育園よりもややフォーマルなトーンが基本ですが、堅すぎると保護者との距離が遠く感じられます。「行事の事実+子どもたちの様子+保護者への協力依頼」の3点セットを意識すると書きやすくなります。


書き出し文例(新年度1か月の振り返り)
新学期から約1か月、子どもたちの変化や成長に触れる書き出しが定番です。
- 新緑が目にまぶしい季節となりました。新しいクラスにも慣れ、休み時間には校庭で元気に遊ぶ姿が見られます。
- 新学期が始まって一か月。新しい教科書、新しい友だち、新しい環境に少しずつ慣れてきた子どもたちです。
- 薫風さわやかな五月、子どもたちの笑顔とともに教室にも明るい風が吹いています。
- ゴールデンウィークの楽しい思い出を胸に、また新たな気持ちで学校生活がスタートしました。
5月の行事を伝える文例(運動会・遠足・家庭訪問)
5月は学校行事が立て込む月です。日程と内容、保護者への依頼事項を端的に伝える文面が求められます。
○月○日(○)に春季運動会を実施いたします。子どもたちは練習に一生懸命取り組んでおります。当日は子どもたちの頑張る姿に、温かいご声援をお願いいたします。
○月○日(○)、○○公園への遠足を予定しております。お弁当・水筒・敷物のご準備をお願いいたします。雨天の場合は○日に延期となります。
○月○日より家庭訪問を実施いたします。お忙しい中恐れ入りますが、お子さまの学校での様子や、ご家庭での様子について情報交換できればと思います。
結びの挨拶文例
- 朝晩と日中の寒暖差が大きい時期です。体調管理にお気をつけてお過ごしください。
- 連休疲れが出やすい時期ですので、早めの就寝にご協力をお願いいたします。
- 引き続き、子どもたちの健やかな成長のため、ご家庭との連携を大切にしていきます。
- 運動会に向けて、ご家庭でも応援のお声がけをよろしくお願いいたします。
PTA・地域団体・保護者会向けのおたより文例
PTAや地域団体のおたよりは、園・学校のおたよりよりもフォーマルなトーンが求められます。「時候の挨拶→日頃の感謝→本題→結びの挨拶」の流れを基本に組み立てましょう。
書き出し(フォーマル寄り)
- 新緑の候、皆様におかれましてはますますご清祥のこととお喜び申し上げます。
- 薫風の候、平素より本会の活動にご理解とご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。
- 初夏の候、保護者の皆様にはお健やかにお過ごしのこととお慶び申し上げます。
- 立夏の候、日頃よりPTA活動にご支援いただき、誠にありがとうございます。
行事案内・依頼文の本文例
本文は「目的・日時・場所・お願い事項」を明確に。読み手が一読して必要事項を把握できる構成が理想です。
下記のとおり、令和○年度PTA総会を開催いたします。前年度の活動報告および本年度の活動計画について審議いただきます。何かとお忙しいこととは存じますが、万障お繰り合わせの上、ご出席賜りますようお願い申し上げます。
本年度より広報委員会では、年間4回の広報誌発行を予定しております。取材・編集にご協力いただける方を募集しております。詳細は別紙をご参照ください。
結び
- 末筆ながら、皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
- 今後とも本会の活動にご理解とご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。
- 季節の変わり目、皆様どうぞご自愛ください。
5月のおたよりに盛り込みたい話題・ネタ一覧
「書き出しは決まったけれど、本文に何を書こう…」というときに使える、5月ならではの話題をジャンル別にまとめました。
季節の話題
- 新緑・若葉が美しい時期
- 薫風(さわやかな初夏の風)
- 八十八夜(5月2日頃)と新茶
- 立夏(5月5日頃)で暦の上では夏
- 藤・つつじ・牡丹・芍薬などの花
- ツバメの飛来
行事の話題
- ゴールデンウィーク(4/29〜5/5)
- こどもの日(5月5日)・端午の節句
- 母の日(5月第2日曜日)
- 運動会・春の遠足・家庭訪問
- 春の交通安全運動
- 愛鳥週間(5月10日〜16日)
健康・生活の話題
- 連休明けの生活リズムの戻し方
- 五月病・新環境の疲れ
- 朝晩と日中の寒暖差への対応
- 紫外線対策のスタート
- 水分補給の習慣づけ



ネタに困ったら「季節+行事+健康」を1つずつ拾うと、バランスのよいおたよりになりますよ。
5月のおたより作成でよくある質問
- 書き出しがマンネリ化しないコツは?
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「時候の言葉+具体的な情景」をセットにすると変化が出ます。「新緑がまぶしい季節となりました」だけで終わらず、「園庭のこいのぼりが気持ちよさそうに泳いでいます」のように、その日の風景や子どもたちの様子を一文添えるのがおすすめです。
- ゴールデンウィーク明けに欠席が多いとき、おたよりにどう書けばよい?
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体調不良を責めるトーンは避け、「連休明けは疲れが出やすい時期です。ご家庭でも無理のないペースで生活リズムを整えてあげてください」のように、保護者に寄り添う表現を選びましょう。
- 母の日のメッセージで、家庭環境への配慮はどうすれば?
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「お母さん限定」の表現を避け、「いつもお世話してくれる人」「大切な人」といった言い換えが安心です。製作物も「ありがとうのカード」のように、贈る相手を限定しない表現にしておくと、さまざまな家庭環境に配慮できます。
- 学校のおたよりと保育園のおたよりで、トーンを変えるべき?
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基本の構成は同じでよいですが、保育園は「子どもの具体的な様子」を多めに、学校は「行事案内と保護者への依頼事項」を明確に書くのがコツです。
- 文例をそのまま使ってもいいですか?
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文例はそのまま使っていただいてかまいませんが、園名・クラス名・具体的なエピソードを1つ加えるだけで、オリジナリティのあるおたよりになります。
まとめ|5月のおたよりは「季節+行事+様子」の3要素で書く
5月のおたよりは、新緑の季節感・GWやこどもの日などの行事・新生活に慣れてきた子どもたちの様子、この3要素を組み合わせれば自然と形になります。
- 時期(上旬・中旬・下旬)に合わせた時候の挨拶を選ぶ
- 行事や季節の話題から、伝えたいネタを1〜2つ選ぶ
- 結びに健康面への気遣いか、保護者へのお願いを添える
迷ったら、本記事の文例から書き出し・本文・結びを1つずつ選んで組み合わせるだけでOK。あとは園名やクラス名、その日のエピソードを少し加えれば、心のこもったおたよりが完成します。
5月の個人手紙の挨拶文や、教員の朝礼スピーチに使える例文も別記事でまとめています。よければあわせてご覧ください。












