「結婚してください」を英語で伝えたい。そう考えたとき、真っ先に思い浮かぶのが Will you marry me? ではないでしょうか。実際、これが英語のプロポーズで最も定番の言い方です。
ただ、英語には「結婚してください」に近い表現がほかにもいくつかあります。カジュアルなもの、改まったもの、短くカードに書けるもの。どれを選ぶかで、伝わる印象はずいぶん変わります。
さらに、marry という単語には日本人がつまずきやすい文法上の落とし穴もあります。この記事では、定番フレーズから使い分け、メッセージカードや指輪の刻印に使える短い言葉まで、まとめてご紹介します。
「結婚してください」は英語で何と言う?基本の3フレーズ
結論から言うと、英語で「結婚してください」を伝えるなら Will you marry me? が最も一般的です。まずは押さえておきたい3つの基本フレーズを比べてみましょう。
| フレーズ | 読み方の目安 | ニュアンス |
|---|---|---|
| Will you marry me? | ウィル ユー マリー ミー | 結婚してくれますか。最も定番で、誰にでも伝わる |
| Please marry me. | プリーズ マリー ミー | 「結婚してください」に最も近い直訳。まっすぐな懇願の響き |
| Let’s get married. | レッツ ゲット マリード | 結婚しよう。対等でカジュアルな誘い方 |
Will you marry me?|最も定番のプロポーズフレーズ
映画やドラマでおなじみの一文です。直訳すると「私と結婚してくれますか」。相手に意思をたずねる形なので、押しつけがましくならず、それでいて意図がはっきり伝わります。
英語圏でプロポーズといえばまずこの言い方、というくらい定着しています。相手が英語圏の人でも、日本語話者でも、まず誤解されることはありません。
Please marry me. / I want to marry you.|「してください」に近い言い方
日本語の「結婚してください」をそのまま英語にするなら Please marry me. が近い形です。please が入ることで、たずねるというより願い出るニュアンスになります。
もう少し自分の気持ちを前面に出したいなら I want to marry you.(あなたと結婚したい)も自然です。疑問形ではないぶん、決意を示す言い方になります。
Let’s get married.|カジュアルに「結婚しよう」と伝える
Let’s get married. は「結婚しようよ」に当たるくだけた表現です。すでに将来の話を重ねてきた相手に、二人で決めるという空気のまま切り出すときに向いています。
ただし、かしこまった場面や、相手のご家族の前などでは軽く響くこともあります。場面に応じて使い分けたいところです。
迷ったら Will you marry me? を選べば間違いありません。定番であることは、それだけ誤解なく伝わるということでもあります。
marry・get married・propose の使い分けと注意点
ここが英語のプロポーズでいちばん間違えやすいポイントです。日本語の感覚のまま訳すと、文法として不自然になってしまう言い方がいくつかあります。
| 単語 | 使う形 | 例文 |
|---|---|---|
| marry | marry + 人(前置詞なし) | Will you marry me? |
| get married | get married(to + 人) | We got married in June. |
| propose | propose to + 人 | He proposed to me last night. |
marry は他動詞。marry with 〜 は誤り
日本語では「〜と結婚する」と言うため、つい with を付けたくなります。けれど marry は目的語を直接とる他動詞なので、前置詞は要りません。
- ✕ I want to marry with you.
- ○ I want to marry you.
- ✕ Will you marry with me?
- ○ Will you marry me?
プロポーズという大事な場面だからこそ、ここは正確にしておきたいところです。
marry と get married to の違い
marry は「(誰かと)結婚する」という行為そのものを指します。一方 get married は「結婚した状態になる」という言い方で、相手を示したいときだけ to を添えます。
- I married her in 2020.(2020年に彼女と結婚しました)
- I got married to her in 2020.(同じ意味。日常会話ではこちらも多い)
- We’re getting married next spring.(来春に結婚します)
プロポーズの場面で使うのは marry のほうです。Let’s get married. のように「二人で」と言うときだけ get married が前に出てきます。
Will you と Would you のニュアンスの違い
どちらも文法上は成り立ちますが、響き方が変わります。Will you marry me? は相手の意思をまっすぐ問う形で、プロポーズの定番はこちらです。
Would you marry me? は仮定のやわらかさが加わり、控えめで丁寧な印象になります。ただし場合によっては「もし結婚するとしたら」と、possibility を確かめているように聞こえることもあります。決意を伝える場では Will you のほうが自然です。
なお propose は「propose to + 人」の形をとります。propose me とは言わないので、報告するときは He proposed to me. と覚えておきましょう。
シーン別|英語のプロポーズフレーズ例文集
同じ「結婚してください」でも、伝えたい空気によって選ぶ言葉は変わります。ここでは4つの方向性に分けて例文を並べました。和訳をヒントに、自分の言葉に近いものを探してみてください。

ロマンチックに伝えたいとき
- Will you spend the rest of your life with me?(残りの人生を、僕と一緒に過ごしてくれませんか)
- I want to wake up next to you every morning.(毎朝、あなたの隣で目を覚ましたい)
- You are the one I want to grow old with.(一緒に年を重ねたいのは、あなたです)
- I can’t imagine my life without you. Will you marry me?(あなたのいない人生は考えられません。結婚してくれますか)
- Let’s walk the rest of our lives together.(これからの人生を、一緒に歩んでいこう)
シンプル・ストレートに伝えたいとき
- Marry me.(結婚しよう)
- I want to marry you.(あなたと結婚したい)
- Will you be my wife?(僕の妻になってくれますか)
- Will you be my husband?(私の夫になってくれますか)
- Let’s get married.(結婚しよう)
短い言葉ほど、表情や間の取り方がものを言います。長く飾らないぶん、相手の目を見て伝えられるのが利点です。
フォーマル・改まった言い方
- Would you do me the honor of becoming my wife?(私の妻になっていただけますか)
- Would you make me the happiest person in the world?(世界でいちばん幸せな人間にしてくれませんか)
- I would be honored if you would marry me.(結婚していただけたら光栄です)
do me the honor of 〜 は「〜していただく光栄に浴する」という重みのある言い回しです。格式ある場所や、記念日にきちんと形を整えて伝えたい場面に合います。
ユーモアを交えたいとき
- Will you marry me? I promise I’ll do the dishes.(結婚してくれる? 皿洗いは僕がやるって約束するから)
- Let’s make it official.(そろそろ、正式にしませんか)
- I’m not a photographer, but I can picture us together.(写真家じゃないけど、二人の未来が思い描けるんだ)
笑いを添える言い方は、二人の関係が対等でくだけているほど生きてきます。ただし、真剣さが伝わらないと感じるようなら、最後に Will you marry me? を続けると安心です。
メッセージカード・指輪の刻印に使える短い英語フレーズ
声に出さず、書いて伝えたい人も少なくありません。カードや刻印では文字数が限られるので、短くて意味の通る言葉を選ぶのがコツです。

カードに添える短文フレーズ
- Will you marry me?(結婚してくれますか)
- Marry me.(結婚しよう)
- Be mine forever.(ずっと私のものでいて)
- Will you share your life with me?(あなたの人生を、私と分かち合ってくれますか)
- Let’s start our forever today.(今日から、二人の「ずっと」を始めよう)
花束に添えるなら1行だけ、封筒に入れる手紙なら数行、と分量を変えるとバランスが取れます。
指輪の刻印に使える短いフレーズ
- Forever yours(永遠にあなたのもの)
- Always and forever(いつも、そしてこれからも)
- My one and only(私にとって、ただひとりの人)
- To my forever(私の「ずっと」へ)
- 相手のイニシャル+出会った日付、プロポーズの日付
刻印できる文字数はブランドやリングの幅によって決まっています。気に入った言葉が入りきらないこともあるので、注文前にお店で確認しておくと安心です。
書くときの3つのコツ
- 筆記体は美しく見える反面、崩れると読めなくなる。自信がなければブロック体で丁寧に書く
- 文末のピリオドやクエスチョンマークを忘れない。Will you marry me? は疑問符まで含めて1つの形
- 文頭と相手の名前は必ず大文字にする。すべて小文字だとカジュアルすぎる印象になる
英語で手紙やカードを書くときの基本的な流れは、こちらの記事でまとめています。書き出しや結びに迷ったときの参考にどうぞ。

英語でプロポーズするときに気をつけたいこと
英語のフレーズはおしゃれに響きますが、伝わらなければ意味がありません。実際に使う前に、3つだけ確認しておきましょう。
相手が英語に馴染みがないなら日本語も添える
Will you marry me? は広く知られた表現ですが、緊張している場面では耳に入りにくいこともあります。英語で切り出したあと、日本語で「結婚してください」ともう一度伝えると、気持ちが確実に届きます。
カードに書く場合も同じです。英語のフレーズを大きく書き、その下に日本語を小さく添える形なら、おしゃれさと分かりやすさを両立できます。
長い文より、短くはっきり伝える
凝った英文を用意しても、その場で噛んでしまっては台無しです。口頭で伝えるなら、単語数の少ないフレーズを選び、ゆっくり区切って言うほうが伝わります。
「プロポーズの英語」と「結婚おめでとうの英語」は別物
混同されやすいのですが、Congratulations! や Happily ever after といった表現は、結婚する二人を周りの人が祝うときの言葉です。当事者がプロポーズで使うものではありません。
祝う側の英語フレーズを探している場合は、こちらの記事にシーン別の例文をまとめています。


英語のプロポーズに関するよくある質問
- Will you marry me? と Would you marry me? はどちらが正しいですか?
-
どちらも文法上は正しい形です。プロポーズの定番は Will you marry me? で、相手の意思をまっすぐ問う響きになります。Would you は控えめで丁寧ですが、仮定のニュアンスが加わるぶん、決意を伝える場面ではやや弱く聞こえることがあります。
- 女性から英語でプロポーズしてもいいですか?
-
問題ありません。Will you marry me? は男女どちらが言っても同じ形で使えます。相手を指すフレーズだけ、Will you be my husband?(夫になってくれますか)のように置き換えてください。
- Marry me. だけでも通じますか?
-
通じます。命令形ですが、プロポーズの文脈では「結婚しよう」というまっすぐな呼びかけとして受け取られます。短いぶん力強く響くので、指輪の刻印やカードの一文にも向いています。
- marry with you は間違いですか?
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誤りです。marry は目的語を直接とる他動詞なので、with は付けません。I want to marry you. / Will you marry me? が正しい形になります。前置詞を使いたい場合は get married to 〜 という別の言い方に切り替えてください。
- プロポーズへの返事は英語で何と言いますか?
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Yes! や Yes, I will. が一般的です。Of course!(もちろん)と返すこともあります。なお I do. は結婚式で誓いの言葉に答えるときの表現なので、プロポーズの返事としては使いません。
まとめ
英語で「結婚してください」と伝えるなら、Will you marry me? が最も確実です。もっと直訳に近づけたいなら Please marry me.、対等に誘うなら Let’s get married. と、場面に応じて選び分けられます。
気をつけたいのは marry の使い方です。前置詞の with は付けず、marry のあとにそのまま相手を置く。この1点さえ守れば、文法で迷うことはほとんどありません。
口頭で伝えるなら短いフレーズを、書いて渡すなら少し長めの言葉を。英語と日本語を組み合わせれば、おしゃれさと伝わりやすさの両方が手に入ります。
言葉そのものより、選んだ理由のほうが相手の心に残ります。この記事のフレーズを土台に、二人らしい一言を見つけてみてください。
