従兄弟(いとこ)の結婚が決まると、「親族としてどう振る舞えばいいのだろう」と迷う方は多いものです。とくに服装や当日の動き方は、友人として出席するときとは少し勝手が違います。
この記事では、従兄弟が結婚するときのマナーを、報告を受けた直後の対応から服装・ご祝儀・当日の振る舞い・欠席時の対応まで順を追って整理します。親族の立場で恥をかかないためのポイントが、ひと通りつかめます。
- 従兄弟の結婚報告を受けたら最初に確認すること
- 男性・女性それぞれの服装マナーとNG例
- ご祝儀の目安と渡し方のポイント
- 結婚式当日の親族としての振る舞い
- 欠席する場合の伝え方とお祝いの贈り方
従兄弟が結婚!報告を受けたらまず確認すること
従兄弟の結婚報告を受けたら、まずは「結婚式に招待されるのか」「自分はどんな立場で関わるのか」を整理しましょう。ここが決まらないと、服装もご祝儀も方針が立ちません。
従兄弟は親族の中でも比較的近い間柄です。そのため、両親や祖父母を通じてやり取りが進むことも少なくありません。早めに家族間で情報をそろえておくと、あとの準備がぐっと楽になります。
結婚式に招待されるか・参列の立場を確認する
従兄弟の結婚式に呼ばれるかどうかは、家族ぐるみの付き合いの深さによって変わります。式に招待される場合もあれば、披露宴のみ、あるいは身内だけで式を挙げて従兄弟は招待しないケースもあります。
招待の有無で、用意するご祝儀の金額も服装も変わってきます。次の点を早めに確認しておきましょう。
- 結婚式・披露宴に招待されるのか、お祝いだけ贈る立場なのか
- 挙式の形式(一般的な式か、家族婚・少人数婚かなど)
- 自分の親(おじ・おば)が出席するか、合わせて動くか
報告への返信・お祝いの伝え方
結婚の報告を受けたら、まずはおめでとうの気持ちを素直に伝えるのが一番です。形式ばった文章でなくても、心からの言葉であれば十分に喜ばれます。

結婚おめでとう!すごくうれしいよ。式のこと、また落ち着いたら教えてね。
LINEや電話など、ふだんの連絡手段でかまいません。かしこまったメッセージカードや電報を添えたい場合の文例は、別記事で相手別にまとめています。


従兄弟の結婚式での服装マナー(男性・女性)
従兄弟の結婚式に親族として出席する場合、服装は「ゲストよりやや格を意識する」のが基本です。新郎新婦側の親族という立場のため、くだけすぎた装いは避けましょう。
とはいえ、おじ・おばのように親の立場ほど正礼装にこだわる必要はありません。一般的な結婚式に招かれたゲストと同等か、少し上品さを意識した装いが目安になります。


男性親族の服装(スーツの色・小物)
男性はブラックスーツかダークカラーのスーツが基本です。シャツは白の無地、ネクタイは白やシルバー、淡いパステルカラーなど明るめの色を選ぶと華やかさが出ます。
足元は黒の革靴、靴下も黒で統一します。次のような点に気をつけましょう。
- 真っ黒なネクタイ(弔事を連想させるため避ける)
- 派手すぎる柄シャツやカジュアルすぎるジャケット
- スニーカーやサンダルなどラフな靴
女性親族の服装(ドレス・避けたい色)
女性はワンピースやセットアップなど、上品なフォーマルドレスが基本です。親族という立場では、肌の露出を控えめにし、落ち着いた色味を選ぶと好印象です。
避けたいのは、花嫁の色である白や、それに近いベージュ・アイボリーです。また、全身真っ黒のコーディネートは弔事のように見えるため、小物で明るさを足す工夫をしましょう。
- 白・オフホワイトなど花嫁とかぶる色
- 肩や胸元、背中が大きく開いた露出の多いデザイン
- カジュアルすぎる素材(デニム・綿シャツなど)
- 足元の素足・つま先が出るサンダル
アクセサリー・バッグ・靴の注意点
アクセサリーは華やかさを添えつつ、控えめにまとめるのが上品です。昼の式では光りすぎないパールが定番とされています。
バッグは小ぶりのフォーマルバッグを選び、荷物が多い場合はサブバッグを別に用意します。靴はつま先とかかとが隠れるパンプスが基本で、ヒールは高すぎないものが歩きやすく安心です。
従兄弟へのご祝儀の渡し方とマナー
従兄弟へのご祝儀は、結婚式に出席するかどうかで目安が変わります。出席する場合は3万円前後を目安とする考え方が多く見られますが、年代や夫婦での出席、式なしのケースなどで変わるため、詳しい金額は次の記事で確認してください。


ここでは、金額そのものよりも親族として押さえておきたい「渡し方」のマナーを整理します。当日あわてないために、袋の準備とタイミングを確認しておきましょう。
ご祝儀袋の書き方と渡すタイミング
ご祝儀は新札を用意し、表書きは「寿」や「御結婚御祝」とします。袋は包む金額に見合った、水引が結び切りのものを選びましょう。何度も繰り返さない結婚にふさわしい結び方です。
渡すタイミングは立場によって異なります。当日受付で渡すのが一般的ですが、親族として早めに渡しておきたい場合は、式の1週間前までを目安に手渡しすると丁寧です。
- お札は新札を用意し、肖像画が表になるよう向きをそろえる
- 水引は一度きりを願う「結び切り」を選ぶ
- ふくさに包んで持参し、渡す直前に取り出す
- 親族として早めに渡すなら式の1週間前までが目安
結婚式当日の親族としての振る舞い
当日は「新郎新婦側の親族の一員」という意識を持つと、振る舞いに迷いません。ゲストをもてなす側に近い立場として、落ち着いた態度を心がけましょう。
受付や親族紹介など、友人ゲストにはない場面に関わることもあります。事前に流れを知っておくと、当日あわてずに済みます。
受付・親族紹介での立ち位置
親族の場合、受付でご祝儀を渡す際に「新郎(新婦)の従兄弟の○○です」と関係を添えると、受付係も把握しやすくなります。式によっては、開式前に両家の親族が顔合わせをする「親族紹介」が行われることもあります。
親族紹介では、自分の順番が来たら名前と続柄を簡潔に伝えます。長々と話す必要はなく、はっきりと落ち着いて述べれば十分です。
歓談・写真撮影でのマナー
披露宴では、新郎新婦だけでなく両家のご両親への挨拶も意識しましょう。「本日はおめでとうございます」のひと言を添えるだけで、印象がぐっと良くなります。
写真撮影では、親族写真に呼ばれることもあります。声がかかったらスムーズに動けるよう、席を離れるときはスタッフや周囲に分かるようにしておくと安心です。
欠席する場合の対応とマナー
都合がつかず欠席する場合でも、お祝いの気持ちはしっかり伝えましょう。親族同士は今後も付き合いが続くため、欠席の連絡こそ丁寧に行うことが大切です。
欠席が決まったら、できるだけ早めに伝えるのが基本です。返信の遅れは、席次や料理の手配に影響することもあります。
欠席連絡の伝え方とタイミング
招待状が届いている場合は、返信ハガキで欠席を伝えます。お祝いの言葉を添え、欠席のお詫びとお祝いの気持ちを記すと丁寧です。やむを得ない事情がある場合も、理由を細かく書きすぎる必要はありません。
欠席が分かった時点で、まずは電話やメッセージで一報を入れます。
お祝いの言葉とお詫びを添えて、期日内に返送します。
ご祝儀やお祝いの品を、式の前後に届くよう手配します。
欠席でもお祝いを贈るには
欠席する場合でも、お祝いの気持ちは形にして伝えたいものです。現金を贈るなら1万円前後を目安に、現金書留や手渡しで届けます。品物を贈る場合は、相手の好みや新生活に役立つものを選ぶと喜ばれます。
式の前に間に合わないときは、後日落ち着いてから贈っても問題ありません。お祝いのメッセージを添えると、より気持ちが伝わります。
よくある質問
- 従兄弟の結婚式、ご祝儀はいくらが適切ですか?
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出席する場合は3万円前後が一つの目安ですが、年代や夫婦での出席、式なしのケースで変わります。年代別・状況別の金額は別記事で詳しくまとめているので、そちらを参考にしてください。地域や家庭の慣習もあるため、親や他の親族と相談すると安心です。
- 親族として参列する場合、服装はゲストと同じでいいですか?
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基本はフォーマルな装いで構いませんが、親族はゲストよりやや格を意識すると好印象です。男性はダークスーツ、女性は露出を控えた上品なドレスを選び、白や全身黒のコーディネートは避けましょう。
- あまり会わない従兄弟の結婚でも出席すべきですか?
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招待された場合は、可能な範囲で出席するのが望ましいとされています。難しい場合は、早めに欠席を伝えたうえでお祝いを贈れば、失礼にはあたりません。
- ご祝儀はいつ渡すのがよいですか?
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当日の受付で渡すのが一般的です。親族として早めに渡したい場合は、式の1週間前までを目安に手渡しすると丁寧な印象になります。
まとめ
従兄弟の結婚は、親族としての立場を意識すると準備がスムーズに進みます。報告を受けたらまず参列の有無を確認し、服装・ご祝儀・当日の動きを順に整えていきましょう。
- まず結婚式に招待されるか・自分の立場を確認する
- 服装はゲストよりやや格を意識し、NGカラーを避ける
- ご祝儀は出席3万円前後が目安、新札・結び切りで用意する
- 当日は新郎新婦側の親族として落ち着いて振る舞う
- 欠席するときは早めの連絡とお祝いで気持ちを伝える
大切なのは、形式以上に「おめでとう」という気持ちです。マナーの基本を押さえたうえで、心からのお祝いを伝えれば、従兄弟にとって忘れられない一日の支えになります。








